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図解でわかる株式投資の教科書⑦|株で損をする原因は?

図解でわかる株式投資の教科書⑦|株で損をする原因は?

2023.4.6に更新

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大手町のランダムウォーカー

トータルSNSフォロワー20万人の会計インフルエンサー。著書の『世界一楽しい決算書の読み方』はシリーズ累計30万部突破。

目次

この記事では、「資産運用や株式投資に興味はあるのだけど、何からはじめればいいのかわからない」という方向けに、初心者の方が必ず知っておかなければならない株式投資のルール学習方法情報収集の方法についてを図解で解説します。

全10回の連載記事ですが、1記事あたり5分で読み終わるボリュームで作成しています。
1日5分ずつ、株式投資の基礎についてを知識を深めて頂けますと幸いです。

<第1回から読みたい方はこちらをクリック↓>
【株式投資の教科書①】株って何か知っていますか?

投資で損をする原因を知ろう



今回のテーマは「株式投資で損をする原因」です。

これまでの勉強で、株式投資で利益を得る方法を学びました。
勝つ方法を学ぶことは大事ですが、それと同じくらいに負ける方法を学ぶことも大事なことです。

ぜひこの記事を最後まで読んで、負けない投資家になりましょう!


株式投資で損する4つの原因

株で損をしてしまう原因のうち、代表的なものは次の4つです。

  • ①株価が下がる
  • ②信用取引を行う
  • ③手数料
  • ④税金


それぞれ紹介します。

①株価が下がる

買った値段よりも株価が下がればその差額が損失となります。
これは損をする要因の中で、最もわかりやすいものではないでしょうか。

株価が下がる要因は、【株式投資の教科書⑤】株価が上がる理由と下がる理由って知っていますか?で紹介した通りです。
株価が下がったら、まずはこの記事を参考にして原因を特定しましょう。

②信用取引を行う

株の取引には、現物取引信用取引の2種類が存在します。

現物取引とは、10万円の資金で10万円分の株式を購入するような取引です。
一方で信用取引とは、10万円の資金を使って証券会社から20万円の借金をし、30万円分の株式を購入するような取引です。

両者の違いは、借金の有無です。
信用取引は証券会社から借金をし、自分の元手よりも多くのお金を投資できます。
そのため、株価が上昇すれば、大きな利益を得ることができるメリットがあります。

しかし、株価が下がった場合は、損失が大きくなるどころか、元手がゼロになったり借金を抱えたりするリスクが出てきます。

例として、下のスライドのように、1,000円で買った株が500円に下がったとしましょう。

現物取引で、10万円の資金をこの株に投じた場合、100株買うことができます。
株価が500円に下がったとすると、この際の損失は「-500円×100株=-5万円」となります。

信用取引で、10万円の資金を使って証券会社から20万円を借り、合計30万円を使って投資する場合を考えます。
このとき、300株買うことができます。
同じように株価が500円に下がったとすると、この際の損失は「-500株×300株=-15万円」となります。

このように、信用取引の方が大きな損失を抱えていることがわかります。
さらに損失は15万円となっており、元手の10万円を5万円もオーバーしています。
この場合、証券会社に15万円の返済をしなければなりません。
元手の10万円では不足してしまうので、追加で5万円を入金する必要があります。

このように、信用取引は上手くいけば資産を大きく増やしてくれますが、株価が下がると損失が大きくなり、借金を抱える場合があるのです。

信用取引のリスクコントロールはかなり難しいです。初心者の方は、信用取引には手を出さず、現物取引から始めましょう

③手数料

株の取引では、証券会社に対する手数料が発生します。
手数料が高い証券会社を使っていたり、自分の投資スタイルに合わない手数料プランに登録していたり、取引回数が多かったりすると、手数料の負担が重くなってしまいます。

特に、取引回数が非常に多い場合は、取引で得た利益を上回る手数料を支払わなければならないこともあるでしょう。

株式投資をする際は、手数料を無駄に支払っていないかを確認してください。

④税金

株式投資では、得た利益や配当金に対して「20.315%」の税金が課されます。

10万円の利益が出た場合、2万3,150円が税金として徴収されるので、意外と影響が大きいです。

税金を納めることは、日本国民の義務でもあります。
納税自体が損なのではなく、税金を支払うタイミングを間違えると投資の「機会損失」が発生することに注意が必要です。

ここで、税金と株取引の関係を見てみましょう。

例えば、同じ銘柄を何度も売り買いする場合を考えましょう。
下のスライドのように、1,000円で買って2,000円で一旦売却し、その後に買い直すとします。

2,000円で売却したとき、売却代金の20万円から税金が約2万円引かれるため、手元に入ってくるお金は約18万円となります。

再びその株を買い戻す場合、20万円の資金が必要なので、不足分の2万円を入金するまでは株が買えません

もし、この間に株価が上昇してしまうと、さらに追加の資金が必要ですし、その間の値上がり益を手に入れることができなくなります。

このように、取引回数が多くなると、その都度税金を支払うことになります。手元の資金が支払った税金の分だけ減ってしまうので、投資の効率が悪くなってしまうのです。

株式投資で損する原因:まとめ

以上、株で損する4つの原因をご紹介しました。
下にチェックリストを用意したので、実際に株式投資をする際に使ってください。

今回もお付き合い頂きありがとうございました。
この記事を読んで、株式投資のハードルが少しでも下がったら幸いです。

記事の感想等をSNSなどで頂けますと大変励みになりますので、ぜひ教えて下さい!

次回の記事はこちら
株式投資の基本的なルールを知ろう

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この記事では、「資産運用や株式投資に興味はあるのだけど、何からはじめればいいのかわからない」という方向けに、初心者の方が必ず知っておかなければならない株式投資のルール学習方法情報収集の方法についてを図解で解説します。

全10回の連載記事ですが、1記事あたり5分で読み終わるボリュームで作成しています。
1日5分ずつ、株式投資の基礎についてを知識を深めて頂けますと幸いです。

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【株式投資の教科書①】株って何か知っていますか?

投資で損をする原因を知ろう



今回のテーマは「株式投資で損をする原因」です。

これまでの勉強で、株式投資で利益を得る方法を学びました。
勝つ方法を学ぶことは大事ですが、それと同じくらいに負ける方法を学ぶことも大事なことです。

ぜひこの記事を最後まで読んで、負けない投資家になりましょう!


株式投資で損する4つの原因

株で損をしてしまう原因のうち、代表的なものは次の4つです。

  • ①株価が下がる
  • ②信用取引を行う
  • ③手数料
  • ④税金


それぞれ紹介します。

①株価が下がる

買った値段よりも株価が下がればその差額が損失となります。
これは損をする要因の中で、最もわかりやすいものではないでしょうか。

株価が下がる要因は、【株式投資の教科書⑤】株価が上がる理由と下がる理由って知っていますか?で紹介した通りです。
株価が下がったら、まずはこの記事を参考にして原因を特定しましょう。

②信用取引を行う

株の取引には、現物取引信用取引の2種類が存在します。

現物取引とは、10万円の資金で10万円分の株式を購入するような取引です。
一方で信用取引とは、10万円の資金を使って証券会社から20万円の借金をし、30万円分の株式を購入するような取引です。

両者の違いは、借金の有無です。
信用取引は証券会社から借金をし、自分の元手よりも多くのお金を投資できます。
そのため、株価が上昇すれば、大きな利益を得ることができるメリットがあります。

しかし、株価が下がった場合は、損失が大きくなるどころか、元手がゼロになったり借金を抱えたりするリスクが出てきます。

例として、下のスライドのように、1,000円で買った株が500円に下がったとしましょう。

現物取引で、10万円の資金をこの株に投じた場合、100株買うことができます。
株価が500円に下がったとすると、この際の損失は「-500円×100株=-5万円」となります。

信用取引で、10万円の資金を使って証券会社から20万円を借り、合計30万円を使って投資する場合を考えます。
このとき、300株買うことができます。
同じように株価が500円に下がったとすると、この際の損失は「-500株×300株=-15万円」となります。

このように、信用取引の方が大きな損失を抱えていることがわかります。
さらに損失は15万円となっており、元手の10万円を5万円もオーバーしています。
この場合、証券会社に15万円の返済をしなければなりません。
元手の10万円では不足してしまうので、追加で5万円を入金する必要があります。

このように、信用取引は上手くいけば資産を大きく増やしてくれますが、株価が下がると損失が大きくなり、借金を抱える場合があるのです。

信用取引のリスクコントロールはかなり難しいです。初心者の方は、信用取引には手を出さず、現物取引から始めましょう

③手数料

株の取引では、証券会社に対する手数料が発生します。
手数料が高い証券会社を使っていたり、自分の投資スタイルに合わない手数料プランに登録していたり、取引回数が多かったりすると、手数料の負担が重くなってしまいます。

特に、取引回数が非常に多い場合は、取引で得た利益を上回る手数料を支払わなければならないこともあるでしょう。

株式投資をする際は、手数料を無駄に支払っていないかを確認してください。

④税金

株式投資では、得た利益や配当金に対して「20.315%」の税金が課されます。

10万円の利益が出た場合、2万3,150円が税金として徴収されるので、意外と影響が大きいです。

税金を納めることは、日本国民の義務でもあります。
納税自体が損なのではなく、税金を支払うタイミングを間違えると投資の「機会損失」が発生することに注意が必要です。

ここで、税金と株取引の関係を見てみましょう。

例えば、同じ銘柄を何度も売り買いする場合を考えましょう。
下のスライドのように、1,000円で買って2,000円で一旦売却し、その後に買い直すとします。

2,000円で売却したとき、売却代金の20万円から税金が約2万円引かれるため、手元に入ってくるお金は約18万円となります。

再びその株を買い戻す場合、20万円の資金が必要なので、不足分の2万円を入金するまでは株が買えません

もし、この間に株価が上昇してしまうと、さらに追加の資金が必要ですし、その間の値上がり益を手に入れることができなくなります。

このように、取引回数が多くなると、その都度税金を支払うことになります。手元の資金が支払った税金の分だけ減ってしまうので、投資の効率が悪くなってしまうのです。

株式投資で損する原因:まとめ

以上、株で損する4つの原因をご紹介しました。
下にチェックリストを用意したので、実際に株式投資をする際に使ってください。

今回もお付き合い頂きありがとうございました。
この記事を読んで、株式投資のハードルが少しでも下がったら幸いです。

記事の感想等をSNSなどで頂けますと大変励みになりますので、ぜひ教えて下さい!

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