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図解でわかる株式投資の教科書⑤|株価が上がる理由と下がる理由は?

図解でわかる株式投資の教科書⑤|株価が上がる理由と下がる理由は?

2023.4.6に更新

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大手町のランダムウォーカー

トータルSNSフォロワー20万人の会計インフルエンサー。著書の『世界一楽しい決算書の読み方』はシリーズ累計30万部突破。

目次

この記事では、「資産運用や株式投資に興味はあるのだけど、何からはじめればいいのかわからない」という方向けに、初心者の方が必ず知っておかなければならない株式投資のルール学習方法情報収集の方法についてを図解で解説します。

全10回の連載記事ですが、1記事あたり5分で読み終わるボリュームで作成しています。
1日5分ずつ、株式投資の基礎についてを知識を深めて頂けますと幸いです。

<第一回から読みたい方は、こちらから>
【株式投資の教科書①】株って何か知っていますか?


今回のテーマは「株価が上がる理由と下がる理由」です。
実際に株式投資をする上で、自分が持っている株や投資を考えている株の株価がどう動いたのか、調べるときに役立ちます。
約5分程度で読み終わるので、ぜひ最後まで読んで頂けますと幸いです。


まずは、株価が上がる理由から説明します。

株価が上がる主な理由6つ

株価が上がる主な理由は6つあります。

  • ①ビジネスが好調
  • ②配当金が増加・復活
  • ③新商品の発表
  • ④工場建設など投資を発表
  • ⑤株式市場全体が好調
  • ⑥株価が下落し割安になった


基本的にポジティブなニュースが発表されると、株価が上がります。

なお、「⑥株価が下落し割安になった」は、一見するとネガティブなことのように感じますよね。
しかし、株価が下がって行った結果、本来のあるべき株価よりも大幅に安い株価になったと考えると、「これ以上下がることがなさそう」や「本来の株価よりも割安だから、あるべき株価まで上昇が狙えるだろう」と好意的に捉えられます。
そのため、ポジティブなニュースに分類しています。

株価が下がる主な理由5つ

株価が下がる主な理由は5つあります。

  • ①ビジネスが不調
  • ②配当金が減少・廃止
  • ③株式市場全体が不調
  • ④株価が上昇し割高になった
  • ⑤増資を発表


このように、基本的にはネガティブなニュースが発表されると株価が下落します。


ここで、「④株価が上昇し割高になった」や「⑤増資を発表」の2つは、ネガティブ要因のイメージが湧きづらいでしょう。
それぞれ説明していきます。
少し難しい話なので、理解できなくても問題ありません。

「④株価が上昇し割高になった」場合、その株を持っている投資家にとっては、絶好の利益確定タイミングとなります。
このため、株価が上昇して割高になると、株価が下がりやすくなるのです。

「⑤増資を発表」については、一時的なネガティブ要因となります。
増資とは、株を新しく発行して、会社がお金を集めることです。そのため、増資を発表した会社の株数が増えます。

株数が増えると、会社が稼いだ利益を株数で割った「1株あたり利益(EPS)」が小さくなります
ケーキを4等分していたものが、8等分になるようなイメージです。

この「1株あたり利益」は、株価を決定する要因の一つです。
実は、株価は「1株あたり利益×PER」で計算できるので、1株あたり利益が小さくなると、株価も安くなってしまいます。

以上の理由から、増資の発表は、投資家にとってネガティブな要因となるのです。

しかし、増資の発表がネガティブに働くのは「一時的」であることに注意しましょう。
なぜなら、増資の目的は、投資家からお金を集めて、会社の成長に投資することが多いからです。
投資が成功すれば、売上や利益が増加します。
先ほどの株価の計算式に当てはめて考えると、1株あたり利益が増えていくため、株価が上がっていくでしょう。

増資の発表は、一時的な株価の下落要因ですが、将来的には株価の上昇要因となるので、ぜひ覚えておいてくださいね。

基本的な考え方

株価が上がる理由と下がる理由を紹介しました。
それぞれ5〜6個の要因があるのですが、最初から全てを覚える必要はありません。

ポジティブなニュースが出たら、株価は上昇する
ネガティブなニュースが出たら、株価は下落する

この2つを覚えておけば十分です。

補足:例外もあります

株価の動きには「例外的なもの」もあります。

例えば、下のスライドを見てください。業績が絶好調の決算が発表されたのに、翌営業日から株価が下がっています。
普通に考えたら株価は上がりそうなのに、おかしいですよね。

実はこの会社の場合、決算が絶好調であることを事前に察知できました。

そのため、多くの投資家は「絶好調の決算が発表されて株価が上がるだろうから、今のうちに買っておこう」と考え、この会社の株を買い集めていたのです。

したがって、事前に株を買っていた投資家にとっては、決算発表が「利益確定タイミング」だったのです。
そのため、好業績にもかかわらず株価が下がっていきました。

このような動きを事前に予想するのは、誰もが最初からできるわけではありません。
最初のうちは、「こういうこともあるんだ!」くらいに捉えておけば十分です。

まとめ

以上、株価が上がる理由と下がる理由を紹介しました。
さまざまな要因がありますが、

ポジティブなニュース株価が上昇しやすい
ネガティブなニュース株価が下落しやすい

この2つを覚えておけばOKです。

今回もお付き合い頂きありがとうございました。
この記事を読んで、株式投資のハードルが少しでも下がったら幸いです。

記事の感想等をSNSなどで頂けますと大変励みになりますので、ぜひ教えて下さい!

第6回はこちら
【株式投資の教科書⑥】株式投資で利益を出す方法を知っていますか?


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1日5分ずつ、株式投資の基礎についてを知識を深めて頂けますと幸いです。

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今回のテーマは「株価が上がる理由と下がる理由」です。
実際に株式投資をする上で、自分が持っている株や投資を考えている株の株価がどう動いたのか、調べるときに役立ちます。
約5分程度で読み終わるので、ぜひ最後まで読んで頂けますと幸いです。


まずは、株価が上がる理由から説明します。

株価が上がる主な理由6つ

株価が上がる主な理由は6つあります。

  • ①ビジネスが好調
  • ②配当金が増加・復活
  • ③新商品の発表
  • ④工場建設など投資を発表
  • ⑤株式市場全体が好調
  • ⑥株価が下落し割安になった


基本的にポジティブなニュースが発表されると、株価が上がります。

なお、「⑥株価が下落し割安になった」は、一見するとネガティブなことのように感じますよね。
しかし、株価が下がって行った結果、本来のあるべき株価よりも大幅に安い株価になったと考えると、「これ以上下がることがなさそう」や「本来の株価よりも割安だから、あるべき株価まで上昇が狙えるだろう」と好意的に捉えられます。
そのため、ポジティブなニュースに分類しています。

株価が下がる主な理由5つ

株価が下がる主な理由は5つあります。

  • ①ビジネスが不調
  • ②配当金が減少・廃止
  • ③株式市場全体が不調
  • ④株価が上昇し割高になった
  • ⑤増資を発表


このように、基本的にはネガティブなニュースが発表されると株価が下落します。


ここで、「④株価が上昇し割高になった」や「⑤増資を発表」の2つは、ネガティブ要因のイメージが湧きづらいでしょう。
それぞれ説明していきます。
少し難しい話なので、理解できなくても問題ありません。

「④株価が上昇し割高になった」場合、その株を持っている投資家にとっては、絶好の利益確定タイミングとなります。
このため、株価が上昇して割高になると、株価が下がりやすくなるのです。

「⑤増資を発表」については、一時的なネガティブ要因となります。
増資とは、株を新しく発行して、会社がお金を集めることです。そのため、増資を発表した会社の株数が増えます。

株数が増えると、会社が稼いだ利益を株数で割った「1株あたり利益(EPS)」が小さくなります
ケーキを4等分していたものが、8等分になるようなイメージです。

この「1株あたり利益」は、株価を決定する要因の一つです。
実は、株価は「1株あたり利益×PER」で計算できるので、1株あたり利益が小さくなると、株価も安くなってしまいます。

以上の理由から、増資の発表は、投資家にとってネガティブな要因となるのです。

しかし、増資の発表がネガティブに働くのは「一時的」であることに注意しましょう。
なぜなら、増資の目的は、投資家からお金を集めて、会社の成長に投資することが多いからです。
投資が成功すれば、売上や利益が増加します。
先ほどの株価の計算式に当てはめて考えると、1株あたり利益が増えていくため、株価が上がっていくでしょう。

増資の発表は、一時的な株価の下落要因ですが、将来的には株価の上昇要因となるので、ぜひ覚えておいてくださいね。

基本的な考え方

株価が上がる理由と下がる理由を紹介しました。
それぞれ5〜6個の要因があるのですが、最初から全てを覚える必要はありません。

ポジティブなニュースが出たら、株価は上昇する
ネガティブなニュースが出たら、株価は下落する

この2つを覚えておけば十分です。

補足:例外もあります

株価の動きには「例外的なもの」もあります。

例えば、下のスライドを見てください。業績が絶好調の決算が発表されたのに、翌営業日から株価が下がっています。
普通に考えたら株価は上がりそうなのに、おかしいですよね。

実はこの会社の場合、決算が絶好調であることを事前に察知できました。

そのため、多くの投資家は「絶好調の決算が発表されて株価が上がるだろうから、今のうちに買っておこう」と考え、この会社の株を買い集めていたのです。

したがって、事前に株を買っていた投資家にとっては、決算発表が「利益確定タイミング」だったのです。
そのため、好業績にもかかわらず株価が下がっていきました。

このような動きを事前に予想するのは、誰もが最初からできるわけではありません。
最初のうちは、「こういうこともあるんだ!」くらいに捉えておけば十分です。

まとめ

以上、株価が上がる理由と下がる理由を紹介しました。
さまざまな要因がありますが、

ポジティブなニュース株価が上昇しやすい
ネガティブなニュース株価が下落しやすい

この2つを覚えておけばOKです。

今回もお付き合い頂きありがとうございました。
この記事を読んで、株式投資のハードルが少しでも下がったら幸いです。

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