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図解でわかる株式投資の教科書⑧|株式投資の基本的なルールは?

図解でわかる株式投資の教科書⑧|株式投資の基本的なルールは?

この記事では、「資産運用や株式投資に興味はあるのだけど、何からはじめればいいのかわからない」という方向けに、初心者の方が必ず知っておかなければならない株式投資のルール学習方法情報収集の方法についてを図解で解説します。

全10回の連載記事ですが、1記事あたり5分で読み終わるボリュームで作成しています。

1日5分ずつ、株式投資の基礎についてを知識を深めて頂けますと幸いです。

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株式投資のルール

今回のテーマは「株式投資の基本的なルール」です。

ゲームやスポーツでは、ルールを知らないと勝ち進んでいくことができませんよね。

株式投資も同じで、ルールを知らなければ、株式投資で利益を得ることはできません。

ルールを学んで、賢く株式投資をしましょう!


取引ができる時間は?

株式投資はスマホやパソコンからオンラインでできるので、「24時間できるのでは?」と思う方が多いかもしれません。

しかし、実際は以下の通り取引できる時間が決まっています

■取引が可能な時間

平日9:00〜11:3012:30〜15:00

(合計5時間)

それ以外の時間は、注文を出すことはできても取引自体はできません。

そのため、平日にお仕事が終わったあとに注文を出すと、翌営業日の9:00になるまでは取引が成立しない仕組みとなっています。

現在は、1日に5時間しか取引時間が設けられていませんが、2024年には取引時間が30分延長される予定です。

開始時刻は9:00と変わりませんが、終了時刻が15:00から15:30になります。


取引ができる曜日は?

取引時間と同じで、意外と知られていないのが、取引できる日です。

実は、株取引ができるのは平日のみとなっています。

・土曜日

・日曜日

・祝日

・1月1日〜1月3日(お正月)

・12月31日(大晦日)

以上の日程はお休みとなります。

もちろん、市場が休みの日でも注文を出すことは可能です。

ただし、取引が成立するのは休み明けになるので、注意しましょう。


何株から買えるの?

株が取引できる日と並んで、意外と知られていないのが株の売買単位です。

実は、日本では100株単位での注文が基本となります。

これを「単元株制度」といいます。

普段私たちが目にする株価は、「1株あたりの株価」となっています。

そのため、株価1,000円の株に投資したければ「1,000円×100株=10万円」が必要です。

「株価=投資に必要な金額」ではないので、注意してくださいね。

ところで、10万円と聞くと、初心者にとってはなかなかハードルが高いと感じてしまいますよね。

さらに、資金が少ないときは1銘柄しか買えず、その銘柄の株価の動きに資産額が左右されてしまいます。

投資を始めたばかりの頃だと、資産の値動きに敏感になってしまうので、この状態は精神衛生上あまりよくありません。

しかし、最近は1株から日本の株を買えるサービスや、1,000円など少額から投資できるサービスが登場しています。

これらのサービスを使えば、たった数百円から気軽に株式投資を始められますし、10万円しかなくても複数の銘柄に分散して投資できるので、初心者には特におすすめです。

なお、1株から日本の株を買えるサービスを展開している証券会社に、マネックス証券があります。

「ワン株」という名前でサービスを提供しており、口座開設すれば誰でも1株から日本の株を買うことが可能です。


禁止事項は?

株式投資で禁止されていることは、下の3つです。

  • インサイダー取引
  • 株価操縦
  • 風説の流布

インサイダー取引は、ニュース番組や新聞などで取り沙汰されることが多いので、知っている方が多いかもしれません。

順番に説明していきますね。


インサイダー取引とは?

インサイダー取引とは、世の中に未発表の情報や、会社の内部でしか共有されていない情報を使って投資を行い、利益を得ようとする行為です。

インサイダー取引が禁止されている理由は、次の2つです。

・企業の内部者だけが一方的に利益を上てしまい、他の投資家が損を被ることがあるから

・不公平な取引で、金融市場への信頼が損なわれてしまうから

そのため、上場企業の関係者などには、インサイダー取引にならないように規制が設けられています。

例えば、勤務先の上場企業の株式は取引できないなどが、規制の内容となります。


株価操縦とは?

株価操縦とは、意図的に株価を操り、株価の変動を促す行為です。

例えば、ある会社の株が活発に取引されているように見せかけ、他の投資家に株を買わせようとする行為が、これに当たります。

このような行為は、公正な価格形成を歪めてしまい、株式市場の信頼性を損なう恐れがあるため、禁止されています。


風説の流布とは?

風説の流布とは、Twitterやブログ、掲示板などに、自分に有利になるような嘘の情報を流す行為です。

例えば、「あの会社はそろそろ新商品を出すだろう」、「A社がB社をM&Aするらしいよ」などといった根拠の薄い情報を流すと、風説の流布罪に問われます。

嘘の情報を流した結果、万が一株価が変動してしまった場合、公正な価格形成を歪めることになります。

また、嘘を流した人だけが利益を得て、その情報を信じて買った人が損を被ることも十分に考えられるでしょう。

このような理由から、風説の流布は禁止されているのです。


株式投資のルール:まとめ

以上、株式投資の基本的なルールを紹介しました。

・株取引ができるのは、平日9:00〜11:30、12:30〜15:00

・株の売買単位は「100株」

・株式投資の主な禁止事項は「インサイダー取引」と「株価操縦」、「風説の流布」

これらは覚えておいてください!

今回もお付き合い頂きありがとうございました。

この記事を読んで、株式投資のハードルが少しでも下がったら幸いです。

記事の感想等をSNSなどで頂けますと大変励みになりますので、ぜひ教えて下さい!

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この記事を書いた人

著者:大手町のランダムウォーカー

大手町のランダムウォーカー

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トータルSNSフォロワー20万人の会計インフルエンサー。著書の『世界一楽しい決算書の読み方』はシリーズ累計30万部突破。

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