この記事では、企業の儲けの仕組みについてを図解を通じてわかりやすく解説します。
今回は、ゲーム業界がテーマです。
この記事では、ゲームビジネスの経営戦略やビジネスモデルの特徴についてを解説します。
会計クイズ:登場企業の紹介
今回の登場企業の紹介です。
・カプコン
・MIXI(モンスト)
この2社は日本を代表するゲーム事業を営む企業です。
しかし、ゲームの会社とはいえ、それぞれの課金形態は大きく異なります。
カプコンのゲーム事業
カプコンはバイオハザードやモンスターハンターなどのゲーム機/PC向けソフトを販売しています。
売上高の内訳を見ると、デジタルでの販売が全体の約5割を占めていることがわかります。
MIXIのゲーム事業
MIXIは主にスマートフォン向けゲーム(以下スマホゲーム)が主力の企業です。代表作にはモンスターストライク等があります。
売上高の内訳を見ると、大部分はスマホゲームからの収益ですが、近年はスマホゲーム依存からの脱却のためスポーツをはじめとした様々な分野の事業へ投資を行っています。
ゲームビジネスの課金形態
次に両社のゲーム事業の課金形態を見ていきます。
カプコンはゲーム機/PC向けソフトを販売する「プレミアム」モデルを採用しています。
一方で、MIXIは基本ゲームを無料で提供し一部のユーザーから課金収益を得る「フリーミアム」モデルを採用しています。
会計クイズ:問題
それでは、以上を踏まえてクイズです。
「モンスターハンター」や「バイオハザード」シリーズでおなじみのカプコンの損益計算書はどちらでしょう?
両者のゲーム事業と課金形態の違いが、どのようにコスト構造に影響するのかを予想して考えてみてください。
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