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ジモティー、メルカリ、ココナラの比較からCtoCプラットフォームビジネスを徹底解説!

ジモティー、メルカリ、ココナラの比較からCtoCプラットフォームビジネスを徹底解説!

2022.6.29に更新

会計クイズとは、企業のビジネスモデルと財務数値を結びつけるトレーニングができるコンテンツです。

今回はCtoCプラットフォームビジネスを展開する「ジモティー」「メルカリ」「ココナラ」の3社の比較問題です。
クイズを通じて、分析力やビジネスリテラシーを身に付けましょう!

会計クイズ:登場企業紹介

最初に今回の登場企業の紹介です。

・ジモティー
・メルカリ
・ココナラ

この3社は、CtoCのプラットフォームを運営している企業です。
同じCtoCプラットフォームでも、各社取引対象が違います。

まずは各社の特徴を押さえましょう。

ジモティー:事業内容と特徴

ジモティーはモノやサービスの情報を、無料で掲載できる地元の掲示板サイトです。

取引の際は顧客同士で連絡を取り、直接会って商品の受け渡しをするのがメインとなっています。
ジモティー 事業内容

メルカリ:事業内容と特徴

メルカリは個人が中古品を売買できるCtoCのマーケットプレイスです。

モノの取引ができ、取引完了までをプラットフォーム内でサポートしています。
メルカリ 事業内容

ココナラ:事業内容と特徴

ココナラはEC型のスキルのマーケットプレイスです。

個人が自分のスキルを出品し、顧客がそのスキルを購入します。
ココナラ 事業内容

3社ともCtoCのプラットフォームを展開していますが、取引対象が異なっています。

取引対象が違うことで商流や財務数値がどのように変わるかを考えてみてください!
ジモティー メルカリ ココナラ 事業内容

会計クイズ:問題

CtoCプラットフォームビジネスを展開する「ジモティー」、「メルカリ」、「ココナラ」3社の損益計算書のうち、ジモティーの損益計算書はどれかを予想してみてください

ジモティー、メルカリ、ココナラの比較からCtoCプラットフォームビジネスを徹底解説!の会計クイズ

このクイズの解答は...
(下記のボタンを押して回答できます)

選択肢①

選択肢②

選択肢➂





会計クイズ:正解の発表

正解は選択肢③がジモティーの損益計算書でした。
お付き合い頂き、ありがとうございます。

それでは、会計クイズの解説に移ります。

まずは、3社の共通点と相違点を比較してみましょう。

ビジネスモデルの整理:3社の共通点

3社はCtoCプラットフォームビジネスを運営しているという共通点があります。

CtoCプラットフォームは、消費者同士のモノやサービスの取引の場です。
CtoC

ビジネスモデルの整理:3社の相違点

相違点①個人間取引の範囲

メルカリやココナラでは全国の個人間で取引が行われていますが、ジモティーは地域内の個人と個人をつなげています。

相違点②取引場所

ジモティーは、地域内で人と人をつなぐプラットフォームです。したがって、やりとりまではオンライン上で行われますが、最後の取引はオフラインで行われます

一方、メルカリとココナラは、全国の個人間をつないでいます。したがって、取引開始から完結までをすべてオンラインで提供します。
このオンライン取引には、「発送したのに入金されない」「入金したのに発送されない」といった問題がつきものです。そこで、メルカリやココナラはエスクロー決済という方法を採用しています。

エスクロー決済とは、売り手と買い手の間に第三者を介在させることで取引の信頼性や安全性を担保する決済方法です。
例えば、メルカリは①出品、②支払い、③支払い完了通知、④商品発送、⑤受取評価、⑥入金、という手順で決済を完了させています。


そして、メルカリとココナラは、出品者への代金の支払い時に、一部手数料として収受する収益モデルです。

代金を預かっている期間(購入から取引完了まで)、プラットフォーム運営会社の貸借対照表上には預り金が計上されます。
したがって、手数料モデルを採用しているメルカリとココナラは、貸借対照表の負債のうち預り金が大きくなりやすい傾向があります。

ジモティーのビジネスモデル

ジモティーは、個人同士がオフラインで取引するモデルです。
そのため、ジモティーを使っている消費者からお金を取るビジネスではなく、広告配信による売上がメインとなっています。


したがって、メルカリやココナラと違い、ジモティーの貸借対照表には預り金がほとんどありません。


メルカリとココナラの規模の違い


メルカリとココナラは同様のビジネスモデルですが、貸借対照表の調達サイド(貸方)の形が異なります。
なぜこの2社は、形が異なるのでしょうか?

ここで注意したいのは、両者の規模の違いです。
結論から言うと、メルカリの方がプラットフォームの規模が大きいことが両者の違いの原因となっています。

両者の違いを説明するために、メルカリの上場時の2018年の財務数値と、ココナラの上場時の2021年の財務数値を比較します。
上場直後で2社の貸借対照表を比較してみると、違いはほとんどありません。

つまり、メルカリの貸借対照表が上場から3年間で大きく変化しているということです。

ではなぜメルカリの貸借対照表はわずか3年で大きく変化したのでしょうか?

メルカリの変化の要因①:メルカリエコシステム

1つ目の要因は、メルカリが構築しているエコシステムにあります。
メルカリでの売上金はメルカリ内やメルペイ加盟店でも利用可能です。
そのため、メルカリ内に売上金が滞留しやすいという特徴があります。

メルカリの変化の要因②:MAUとGMVの成長

2つ目の要因として、MAUとGMVの成長があります。
中高年世代の新規ユーザーの獲得によりMAUとGMVが3年間で約2倍に成長しています。

主に以上の2点によって、メルカリの貸借対照表は大きく変化しています。

同じCtoCプラットフォームで手数料ビジネスを展開しているココナラも、GMVの拡大が重要です。
しかし、ココナラはスキルのCtoCであるため、出品のハードルが物品と比べて高いです。
そのため、ココナラのユーザー数がメルカリのように伸びる可能性は低いです。

そこで、ココナラはGMV拡大戦略の1つとして、2021年にビジネス目的の購入に特化したココナラビジネスをリリースしました。
単価が高くなりやすいビジネス向けに注力し、購入単価を向上させることで、GMVの拡大を狙っていると推測されます。

まとめ

今回はCtoCプラットフォーム3社のビジネスの特徴を解説しました。
決算数値を見ることで、身近に使用しているサービスの実態を読み取ることができます。

以上、正解は選択肢③がジモティーでした。


以上、お付き合いいただきありがとうございました。
決算書や企業のビジネスについて少しでも興味を持っていただけましたら幸いです。

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