会計クイズとは、企業のビジネスモデルと財務数値を結びつけるトレーニングができるコンテンツです。
今回はエンタメ業界に所属する、「東宝」「ラウンドワン」「第一興商」の3社の比較問題です。
クイズを通じて、分析力やビジネスリテラシーを身に付けましょう!
エンタメ業界の会社
まずは、エンタメ業界とはどのような業界なのかを解説するとともに、今回のテーマ企業である3社のビジネスの紹介をします。
エンタメ業界とは
エンタメ業界とは、作品を通じて人を楽しませることを目的とする業界の総称です。
ここでいう作品には出版、音楽、映像、演芸、スポーツ、演劇、遊園地、ギャンブル等、多岐にわたります。時代のニーズと共に、作品の形態や、儲けの仕組みも変化していくのが特徴的な業界です。
今回は、エンタメ業界の中でも、映画(東宝)、スポーツ(ラウンドワン)、音楽(第一興商)を中心に扱う3社を事例に取り上げ、それぞれがどのようなビジネスを営み利益を生み出しているのかを解説します。
エンタメ業界の会社:東宝
東宝は、映画・演劇の製作配給・興行や不動産業を展開している会社です。
コロナ前の2019年度の売上の内訳を見ると、映画事業が大半を占めていることが読み取れます。
また、映画事業の次に売上比率の大きい不動産事業も東宝を支える柱の一つです。
エンタメ業界の会社:ラウンドワン
ラウンドワンは、ボウリング、アミューズメント、スポッチャを中心とした屋内型複合レジャー施設を国内外で運営している会社です。
複合レジャー施設に関する事業を国内外で展開していますが、売上の大部分は日本国内での売上となっています。
エンタメ業界の会社:第一興商
第一興商は、業務用カラオケ機器の販売や、カラオケルーム「BIG ECHO」を運営している会社です。
コロナ前の2019年度の売上の内訳を見ると、業務用カラオケ事業と、カラオケ・飲食店舗事業の比率は半々程度となっています。
エンタメ業界:コロナ影響
各社の直近の売上高の推移を見ると、2020年度はコロナの影響で3社共に売上高が大きく減少していることがわかります。
このことからも、エンタメ業界のビジネスはコロナの影響を大きく受けていることが伺えます。
会計クイズ:エンタメ業界
さて、ここでクイズです。
エンタメ業界に所属する会社、「東宝」、「ラウンドワン」、「第一興商」3社のうち、コロナ禍でも唯一黒字を出している企業はどれでしょう?
各社の事業をイメージしながら、ぜひ考えてみて下さい。
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