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【中古住宅販売件数とは】個人のこれからの財務余力や経済への楽観性を把握することができる指標

【中古住宅販売件数とは】個人のこれからの財務余力や経済への楽観性を把握することができる指標

2022.11.8に更新

中古住宅販売件数とは

中古住宅販売件数は、米国経済の動向を表す先行指標です。
全米不動産業者協会(NAR)が、4つの地域別(北東部、中西部、南部、西部)や住宅の種類別の販売件数を毎月25日に発表しています。

なぜ中古住宅販売件数が米国経済に影響を与えるのかというと、個人消費に大きく関係してくるためです。
中古住宅販売件数とは

中古住宅販売件数が使われている理由

中古住宅販売件数が指標として使われる理由は
・新築よりも中古住宅の方が市場規模が大きい
・消費者は支払いの目処が立っていないと買えない
の2点です。

それぞれについて解説します。

新築よりも中古住宅の方が市場規模が大きい

中古住宅市場の方が新築市場より5~10倍ほど大きいため、中古住宅販売件数が先行指標として使われます。
両方合わせて使ったほうががいいのでは?と思ったかもしれません。確かに、新築住宅販売件数と中古住宅販売件数を合算して比較する方が、より適切な数字になります。
しかし、新築住宅と中古住宅の販売件数は別々で情報開示されます。したがって、先行指標としては市場規模の大きい中古住宅販売件数が使われています。

消費者は支払いの目処が立っていないと買えない

住宅は高額な買い物になるため、基本的には現金一括で買えません。
そのため、ローンを組んで支払うことになりますが、ローンは将来的に支払い目処が立ってないと消費者は踏み切れません。
ということは、中古住宅販売件数が増加傾向にある際は、消費者がローンの支払い目処が立っていると仮定できます。
そして、支払い目処が立っているということは、これから給与の安定や上昇が見込んでいる場合が多く、個人消費量が増えて景気が良くなる傾向があります。
中古住宅販売件数の根拠

中住宅販売件数からわかること

中古住宅販売件数には、販売件数に加え、在庫件数や平均的な販売価格のデータも確認できます。

平均的な販売価格のデータが上昇傾向にあると、景気をポジティブに捉えることで消費が促進される、資産効果というものに繋がります。
中古住宅販売件数からわかること

資産効果とは

資産価格の上昇によって、資産を持つ人々が自分が豊かになったように感じ、消費行動が促進されることを資産効果と言います。
資産効果
住宅販売数が増えると、家電や家具など住宅に関するモノの消費が同時に増えるため、経済にプラスの影響を与える側面も有しています。
住宅販売の波及効果

FRBの金利にも注目

中古住宅販売件数を見る際は、金利にも注目するべきです。

多くの消費者は住宅をローンで購入します。
ローンには支払い利息が発生するため、ローンを使う消費者は支払い利息を納める必要があります。
したがって、支払い利息の減少は消費者が住宅を買う動機につながります。

以上から、中古住宅販売件数とFRBの金利はセットで確認するのがベターです。
中古住宅販売件数:FRB金利

中古住宅販売件数の確認ポイント

前年同月比や前月比、数字の動向を把握することがおすすめです。
数字の動きだけでなく、上昇した理由や落ちている理由を探ることで、より示唆が得られます。
中古住宅販売件数の確認ポイント

中古住宅販売件数のデータ取得方法

「中古住宅販売件数」と検索し、最新の情報を把握します。
ヤフーやブルームバーグなど、市場に関する情報を発信しているメディアで見ることができます。
中古住宅販売件数のデータ取得方法

中古住宅販売件数のまとめ

中古住宅販売件数は、米国で販売された中古住宅の販売件数や在庫数、平均販売単価を見ることができ、消費者の経済の先行きを表す指標となっています。
2008年の住宅バブル以降は、住宅販売の経済効果が疑問視されていますが、いざ発表されれると為替市場に影響を与えており、未だに多くの投資家やアナリストが注目している指標であるということもいえるでしょう。
実際にデータを見る際には、過去との比較や数値の推移を把握しながら使います。
以上、ぜひ活用してみてください!
中古住宅販売件数のまとめ

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