皆さんは、「食品メーカー」といえば、どの会社を思い浮かべるでしょうか?
そんな食品メーカーですが、早速簡単なクイズです。
日本を代表する食品メーカー3社のうち、2023年の時点で最も売上高が大きい会社はどの会社でしょうか?
- 家の台所でお馴染みの味の素グループ
- カップヌードルの日清食品HD
- バーモントカレーで有名なハウス食品グループ
正解は、①味の素グループです。
味の素グループの売上高は1兆円を超えており、日本の食品メーカーの中でもトップレベルの規模となります。
味の素グループの時価総額は2兆円を超えており、
市場からの評価も非常に高い会社です。
日本企業の中でも、時価総額が2兆円を超える企業は限られています。
他の食品メーカーの時価総額と比べてもわかるように、味の素グループは頭一つ飛び抜けています。
この記事では、意外と知らない「味の素グループの今」についてを、図解を通じて、わかりやすく解説します。
調味料のイメージしか持っていない方にとって、大きくイメージが変わる内容となっています。
ぜひ最後までお付き合いください。
味の素グループってどんな会社?
いきなりですが、味の素グループはどんな会社でしょうか?
味の素グループの経営理念から紹介します。
味の素グループのビジョン
味の素グループは、
「アミノサイエンス®で人・社会・地球のWell-beingに貢献する」
というビジョンを掲げています。
さて、アミノ酸というキーワードが登場しました。
一度は聞いたことがある方もいらっしゃるかと思いますが、アミノ酸とはいったい何でしょうか?
アミノ酸って何?
味の素グループを紹介する上で、切っても切れない関係である「アミノ酸」を簡単に紹介します。
アミノ酸とは、たんぱく質を構成している成分です。
たんぱく質は人間のカラダを構成しており、言い換えるなら、カラダの約20%はアミノ酸でできています。
アミノ酸には様々な働きが期待されます。
- カラダを作る
- カラダを維持・調整する
- カラダを動かす
- カラダを守る
つまり、生命活動を維持するために、アミノ酸は必要不可欠となります。
このアミノ酸ですが、味の素グループと切っても切れない関係にあります。
味の素グループとアミノ酸の関係は?
ここからは、アミノ酸と味の素グループの関係についてを解説します。
味の素グループの創業は、
アミノ酸を基礎とした調味料の発明からスタートしました。
1909年に、うま味調味料「味の素®」の発売と共に、
味の素グループの事業がスタートします。
その後も、アミノ酸の研究を基礎に、事業を拡大していきます。
そして、2023年の現在、味の素グループは世界No1のアミノ酸メーカーとなりました。
味の素グループの事業利益の半分以上は、食品事業が稼ぎ出しています。
100年続くブランドと製品開発力を武器に、味の素グループの多くの製品が国内シェア1位に位置しています。
会計クイズ:味の素の業績は?
さて、以上を踏まえて味の素グループに関するクイズです。
味の素グループの業績には、近年ある傾向が見られます。
味の素グループは、近年非常に業績が好調です。
2022年3月期の営業利益の額は1,246億円と、過去最高の水準に到達しています。
それでは、ここからがクイズです。
味の素グループの利益の半分以上を稼ぎ出す食品事業の利益率はどちらでしょうか?