アフィリエイトとは?Amazonが採用しているビジネスを解説
2024.4.29
アフィリエイトとは何かをみなさん知っていますか?
なぜ人に商品やサービスを紹介すると、お金が貰えるのでしょうか?
この記事では、図解を通じてアフィリエイトの仕組みを、企業側の視点で解説します。ぜひ最後までお付き合い頂けますと嬉しいです。
アフィリエイトとは?
アフィリエイトとは、外部のアフィリエイターに自社の代理店として商品やサービスの販売活動を支援してもらうビジネスモデルです。インターネット広告のひとつで、成果報酬型広告とも呼ばれます。
アフィリエイター(媒体主)が自身のブログやWebサイトに、アフィリエイト広告を掲載し、そこから閲覧者が広告主のサービスや商品を購入した際に、紹介手数料という形で報酬が発生します。
アフィリエイトとは:登場の背景
アフィリエイトモデルは、アメリカで「Amazon.com」により広く認知されるようになりました。
1996年にAmazonは、アソシエイトプログラムというサービスを始めました。アソシエイトプログラムというのは、とあるサイトを通じてAmazonの商品やプログラムをサイト訪問者へ紹介し、商品の購入などにより収益を得る、というものです。このプログラムが現在のアフィリエイトの先駆けとなっています。
その後、日本では、1999年に「Value Commerce」がASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)を開始します。このようにして、アフィリエイトビジネスモデルは様々な企業により取り入れられ、現在の普及度に至っています。
アフィリエイトとは:ASP
ASPとは、広告主である企業と媒体主であるアフィリエイターをつなぐ仲介者です。
ASPは、広告主とアフィリエイターの両方と契約しており、両者のマッチングや広告、報酬などの管理をしていています。広告主がアフィリエイターへ直接交渉するよりも効率よく広告が出稿されます。
アフィリエイト:導入企業事例のクイズ
それでは、ここまでの説明を踏まえて、簡単なクイズです。
アフィリエイトのビジネスを採用している企業は以下のうち、どれだと思いますか?
タップで回答を見ることができます
ウエルシア(ドラッグストア)
プレミアアンチエイジング(化粧品)
武田薬品工業(医薬品)
アフィリエイト:企業事例
アフィリエイトモデルを採用する「Amazon」
Amazonは、Amazonアソシエイトというプログラムにて、アフィリエイトを採用しています。
Amazonアソシエイトに登録しているパートナーがいつでもAmazonの商品アフィリエイトリンクを発行できます。
商品などによって、手数料率が違います。詳しくはこちらから
化粧品を販売する「プレミアアンチエイジング」
プレミアアンチエイジングは、外部のパートナーを活用し、収益を獲得しています。
よって、広告費の多くがアフィリエイトの報酬費用となっています。
アフィリエイト:ビジネスモデルの収益構造
アフィリエイトの収益は、主に、企業(広告主)の売上高や利益に対して、一定の割合を紹介手数料として発生します。収益は、成果に応じて変動します。
アフィリエイトは、下図のような流れで行われます。
まず、アフィリエイターが自身のブログ等において、サービス・商品の紹介(広告)を掲載します。
次に、広告が気になった読者がそのサービス・商品を購入します。
利益を得た企業(広告主)は、収益の一部をアフィリエイターに支払います。
アフィリエイトを導入している企業の費用構造は
商品販売数 ×(広告費⦅成果報酬額⦆+仕入原価)となっています。
アフィリエイト:メリット
アフィリエイトのメリット:チャネル面
アフィリエイトを採用することで、商品の宣伝を広告主である自社だけではなく、多くのアフィリエイターがしてくれます。よって、自社のリソース以上に多くの販売チャネルを獲得することができます。
アフィリエイトのメリット:コスト面
アフィリエイト広告は、成果に対する分だけ報酬を支払うため、かかる費用に無駄が発生しません。
商品販売数に応じて発生する費用が決まっているため、収支計画も引きやすくなります。
アフィリエイト:デメリット
アフィリエイトのデメリット:ブランディング面
アフィリエイターに商品の初回や販売部分を依頼している状況のため、アフィリエイターが間違った情報を使って紹介または販売するとその商品の評判やブランドイメージを落としてしまう可能性があります。
アフィリエイト:まとめ
今回は、アフィリエイトというビジネスモデルを解説しました。
最近では、個人が自身のブログやSNSに広告を掲載し、紹介手数料を稼ぐ副業として、このビジネスモデルが大衆にも広く採用されています。決算書を読む際や、ビジネスを学ぶ際などに意識してみてください。
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